●首のリンパが腫れているといって心配する人は多いです。特に5〜7歳くらいの子供は腫れると目立ちやすいので親は首のリンパをすぐ目安にしてしまいがちです。しかし、首のリンパが目立つくらいに腫れて大きくなってきた頃というのはだいたいリンパ節の炎症がおさまってきた後の後遺症ですので数日で消えます。
首のリンパというのは皮下の浅い所に米粒大ぐらいの大きさのリンパ節のことでたくさんあり病気でなくても外から触れることもあります。首のリンパに限らずリンパ節の腫れは体の中に侵入してきたばい菌をやっつける防衛陣地のような働きをしている証拠です。たとえば、この首のリンパは頭や顔の皮膚、のど、虫歯などからウイルスが入ってきて首のリンパ節が炎症をおこして腫れることがあります。ウイルスに感染した場合は外からはっきりとわかるぐらいに大きくなるし痛みも出ます。首のリンパは感染が治ってしまうと少し小さくなりますが、その後何ヵ月も大きさが残る場合もあります。
子供の首のリンパが腫れるときはだいたい頭の湿疹や前にかかった風邪が原因によることが多いです。しかし、突然大きくなって強く痛みを伴うようなものは抗生物質でウイルスを退治することやまれに切開によって直接膿を出すような処置が必要になることもあります。
首のリンパ節が腫れる原因には悪性リンパ腫などの悪性の病気もあります。首のリンパががんによって腫れている場合は痛みはあまりありません。
この他に原因はよくわかっていませんが、2〜3ヵ月の長期にわたって首のリンパ節が腫れる亜急性壊死性リンパ節炎という病気もあります。
